2007年1月9日(火)12:36

ドイツ都市・自治体連合はEU憲法の簡素化と短縮化を主張

ベルリン(AP)

ドイツ都市・自治体連合Deutscher Stadte-und GemeindebundはEU憲法を平易で、短く、社会的にバランスの取れた内容に改めるよう主張した。「私たちはEUには憲法が欠かせないと考える」と同連合のゲルト・ランツベルク事務局長は火曜日ベルリンで語った。「EU憲法条約の中核となる条文や機構改革を新しく大幅に短縮して提起すれば」、市民との距離を縮めることに賛同が得られ、社会的な欧州を明確に打ち出せる、と事務局長は述べた。

欧州連合は次々に地方自治の分野へ介入してはならない。欧州連合はきわめて小さな自治体の仕事をも危険にさらすべきではない。たとえば汚水処理に関するEU全体の規定を設けることなどである。「EUでは万事があまりにも競争の観点から捉えられている」、とランツベルク事務局長は主張した。

また一貫して官僚主義の廃止を行なうことも必要である。EU法の実施にかかるコストが目標に相応しい額におさまっているかも調べねばならない。コストのかかる各自治体の騒音調査表は、それを調査する人間のふところを潤すだけで、市民の騒音被害の改善には何ら役立っていない、とランツベルク事務局長は批判した。

原題:Kommunen fuer einfachere und kuerzere EU-Verfassung




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